北海道泊原発が福島第一原発のような汚染事故が起きた場合のシュミレイション地図を作成してみました。
地形的要因のみで作成したものなので完全なものではないのでご了承ください。

このシュミレーションを書くに当たってはどんなときでも変化しない地形を重視しました。
太い直線は1000m級の山並みです。
細い直線は700m~1000m級の山並みです。
破線は500m~700m級の山並みです。
このことから見えてくるのは、R276に沿って強い回廊が形成されていることと、R5に沿って弱い回廊が形成されていることです。
ですから、京極までは拡散しにくく高濃度汚染が懸念されます。
南西の風が吹くとR5に沿って北上するので条件によっては石狩湾から札幌に迂回して入って来る可能性があります。そのときは、石狩沿岸沿いにホットスポットが形成される恐れがあります。
なお、札幌は距離的に定山渓が汚染されると札幌の水がめが危うくなるので心配です。
北東の風のときは島牧あたりまで影響が出る可能性が強いでしょう。

これを書いたからといって私は原発反対論者ではありません。
今回の事故は我々にいろんなことを教授してくれています。
安全は他人任せにしていてはいけません。それなのに関係各市町村長と知事は国の指針とだけいって自分たちで考えようとしていません。
安全は専門知識がなければ駄目なものだけではありません。
例えば、建屋内の照明はどうでしょうか。電源が切れても明かりは確保できていますか。建屋内をコントロール室から見えるようになっていますか。福島は、こうは成っていなかったようですね。
内部がわからないのでは手の下しようがありません。
また、最低でも原発内の放射線量のモニターリングを関係各市町村でもできるようにしておくべきです。
そして、今回の事故は水で冷やすことができたら安全が担保されることも学ばされました。
今回は残念ながら東京電力の慢心と油断から悲しい結果になってしまいました。
しかし、東京電力の責任だけにしないでください。安全を他人任せにしていた関係各市町村長と知事にもあります。緊張関係を保てなかった結果です。
泊発電所でも予備の発電機が動かなかったことがあったのを過去に指摘されています。
これではどんなに立派な設備を整えても絵に描いたもちになってしまいます。
少なくても年に一回は抜き打ちで関係各市町村長と知事は設備の安全点検を行うべきです。
それが許可を与えたあなた方の責任と義務です。
それと訓練は一番悪条件のときにやってこそ訓練になります。
最後に神恵内の人は古平方面へ逃げる道路を常に確保して置くようにしてください。
岩内の人はひとまず蘭越方面に逃げるのがいいと思います。
両方向とも1000mに近い山並みが高濃度汚染から防いでくれるでしょう。
備えは日ごろからするものです。
次の図は汚染の流れを示したものです。山の高さを考慮に入れると灰色で示したような流れになるように感じます。場所によっては、ホットスポットが形成される恐れがあります。

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