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ホロス加藤 札幌 (カイロ&トリガーポイント)

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赤ちゃんと離乳食とアレルギー

新生児はいくつかの免疫機能に関して未熟であり、分泌性の免疫グロブリンIgAの生産性能が低い。そのため新生児は母乳中にある多量のIgA抗体を母親より受け取っており、それらのうちのいくらかは、食物抗原からの回避システムに向けられ、新生児の腸の内皮粘膜面が摂取された食物との接触から防御されることに役立っている。新生児は腸の粘膜が未熟であるために、高分子吸収率が高い。したがって、たとえ極めて少量でも異種タンパクを与えることはこれが抗原となりアレルギーを発生させる確率を高めることになる。

それゆえ、腸が未成熟なうちに離乳食を無見識に与えることはとても危険であるといえる。歯が生えてくるころまで待つべきであり、どうしても与えるのであれば昔の人がしたように重湯の様な糖質主体にすべきです。

動物実験でも、新生児の免疫システムの反応は、異種タンパクの量に左右されていることが報告されている。

なお母親の母乳は牛乳や卵を摂取すると約45分で母乳中にその固形タンパクが分泌されてくると言われています。また肉食中心の母乳は黄色っぽくそれに対して穀物中心の母乳は青白い色をしているといわれています。
by holosuk | 2010-10-20 00:43 | 健康(食・運動) | Comments(1)
Commented by ももしゃん at 2010-10-22 00:04 x
先生お久しぶりです。 (..)重湯は懐かしいですね。ご飯炊くときに昔よく採りました。意味があったのですね。確かに飲ませました。
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